今週の特集
原点は学級歌―。いまだに譜面は読めません。
ふわりP
ふわりP

ふわりP
東京在住のボカロP。男性。2010年8月、【ボーカロイド】きらり【オリジナル】をニコニコ動画に初投稿。【初音ミク】ふわりクレヨン【オリジナル】がCULテーマソングコンテストでグランプリを受賞。


―ボカロ曲を作り始めたきっかけは何でしたか?
自由に音楽が出来るところはないかな?と、行き着いたところがニコ動だったんですよ。

ー曲を作るようになったきっかけは何だったんですか?
小学4年生の時に学級歌を作ったんです。それが始まりですね。
当時の先生が凄く良い方で、何でも子ども達にやらせてくれるような方だったんです。
学級歌って、だいたい既存の曲の替え歌だったんですけど“一から作ってもいいんだよ”って言ってくれて、“僕でも出来るかもしれない”と思ってピアノで弾いた曲をカセットテープに録って先生に渡しました。
高校の時も創立何周年かの曲を作らせてもらいました。みなさんと共有できるようなことが好きだったんですよ。

ーその他にも作曲はされてたんですか?

してましたねー。カセットテープを作って塾の友達に聴いてもらったりしていました(笑)。
何を以って曲とするかっていう定義も、うんと低かった時代なんで、出来ればいいという感覚で一日に何曲も作っていました。
今考えれば物凄いペースでしたね。

ー小さいころから音楽経験があったんですか?
3歳の頃にピアノを習い始めたのですが、バイエルをクリアするのに10年かかりました。未だに譜面は読めません(笑)。

ーP名の由来は何ですか?
前にも言ったように、自由に音楽が出来る場所が欲しくて始めたので、
ボカロの世界やニコ動のしきたりも何も知らなかったんですよ。
P名で投稿するということも知らなくて、3作目の『ふわりクレヨン』で募集させていただきました。

ー一番のお気に入りの曲はどれですか?
『ふわりクレヨン』です。みなさんに名前を付けていただいた曲ですし、
CULテーマソングコンテストでグランプリをいただいた曲でもありますから。
それに、この曲の投稿後にツイッターを始めて、皆さんとやりとりが出来るようになりましたし。

ー作るのに一番苦労した曲はどれですか?
一作目の『きらり』ですね。ボーカロイドの使い方に慣れてませんでしたから。
説明書を読みながら、わからな過ぎて壊れてるんじゃないかと疑ったくらいです(笑)。
“こんなことできるんじゃなかったの?”って、今はラクラクできますけれど、当時かなり格闘しましたよ。

ーニコニコ動画はどんな存在ですか?
自由な場所ですね。作り手もリスナーも質が高くて、純粋なコメントやリアクションをくださるので、それが嬉しいです。

ー動画についたコメントで嬉しかったものはありますか?
コメント同士で会話になっていたり、僕の動画がコミュニケーションの場になっていると嬉しいですね。

ー作曲に使っている楽器やソフトを教えてください。
作曲、アレンジはCubase、MIX以降はPro Toolsでやっています。楽器は鍵盤を主に使いますね。

ー一曲作るのにはどれくらいかかりますか?
作曲だけなら1時間くらいで出来ます。でも、アレンジして肉付けをしていくと1日~数日くらいはかかりますね。
歌詞を考えるのはもっと時間がかかります。
僕は場所をイメージして曲を作るんですが、その場所のための言葉をみつけるのに、すごく時間をかけますね。

ー詞や曲はどんな時に思い浮かびますか?
曲は鍵盤の前に座ると出てきますね。
詞は、これがボーカロイドエディターの素晴らしいところで、入力するだけで一回一回歌ってみてもらえるんで、
吟味しながら考えていますね。
自分で歌いながら自分で鍵盤弾いて歌詞を考えるのって集中力3分割じゃないですか?
これをポンっと入力して再生して聴けるっていうのは、歌詞だけに集中出来ますからね。
それに、自分で歌いながらとなると得意な発音や音域など自然と制限されてしまうので、
それを“ナシ”に出来るのは凄く良い事だと思いますね。
全部クリアに出来るんで無限になりましたよね。だからその分、歌詞に時間をかけるのが楽しいんです。

ーこれから先、やってみたいことはありますか?
はい。いっぱいあります!例えば、写真家さんや画家さんとコラボしてみたいです。
写真や絵って物理的な時間軸を持ってないじゃないですか?
これに音楽で物理的な時間軸をつかった表現を合わせてみたいですね。
あと、これは、やってみてもらいたいことなんですが、
僕の曲で歌ってくださる、すごく嬉しい経験をさせてもらっていて、いつも楽しく聴かせてもらっているんですが、
“踊ってみた”とかもしあったら、すごく面白いなあと思っています。
僕の音楽を聴いて“写真を撮ってみた”とか“絵を描いてみた”とかも。
僕の音楽をどう解釈して表現してくれるのか、すごく楽しみなんですよね。

ー初めて自分の曲が“歌ってみた”で歌われているのを見た時の感想は?
ものすごく嬉しかったですよ。
嬉しかったですし、自分で作ってるんで、どういう音楽かは把握できてるじゃないですか?
それだけに“この人は、きっとこんな人なんだな”っていうのが伝わってくる気がして楽しいですよね。

ーボカロPとしての目標はありますか?
特にはないんですけど、こんな感じで、あったかいご縁が広がっていくといいなと思います。
シンガーがいない分、比較材料が作り手だけなので音楽の中身を非常に注目してもらいやすいカテゴリーだと思うんですよ。
だから、作り手の個性を覚えてもらいやすいですし、そしたらボカロP冥利に尽きますよね。

ー現在制作中の曲や動画はありますか?
今度6月のボーマスに初参加するのですが、それに向けてアルバムを作っています。
動画としてはそのアルバムのクロスフェードをアップする予定です。新曲も入っていますので、お楽しみに!

ー最後に、ボカレボWEBをご覧の方にメッセージをお願いします。
いつもあったかくしてくださってありがとうございます。
これからも仲良くしていただけると嬉しいです。
雨が降り続いているので、お風邪などひかないように、あったかくして過ごしてくださいねっ☆

取材:ぐみP

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